シトラールは、鎖状モノテルペン・アルデヒド化合物。
シス体のネラールとトランス体のゲラ二アールをまとめてシトラールと呼びます。
グループ:モノテルペン
官能基:アルデヒド
分子量:152
分子式:C
10H
16O
揮発性が高く、はっきりとした強い香りを放ちます。
住まいの害虫が嫌がる香りともいわれていて、虫よけスプレーなど、近年人気のハーブ系防虫剤にもよく含まれている成分です。
香りの印象はレモンを連想させるもの。
柑橘類特有の爽快さがあります。
レモンの香りに似ている精油の多くにシトラールが含まれています。
≪シトラールを含む代表的なアロマオイル≫
レモングラス・メリッサ(レモンバーム)・オレンジスイート・レモン・パルマローザなど
精油が複数の成分から構成されているのに対し、シングルフレグランス(単品香料)は、1つの成分だけに焦点を当てた人工香料。
アロマオイルの特性や香りの特徴を理解するのにとても役立つため、アロマテラピーをもっとよく知りたい方やプロのセラピストを目指す方、調香師の勉強をなさっている方などに是非試していただきたいアイテムです。
趣味の一環として香水や化粧品つくりを楽しみたいという方にもおすすめです。
シングルフレグランスでアロマオイルの理解を深め、楽しみ方もどうぞ広げてください。
使い方
【おすすめの使い方】
シトラールは、鎖状モノテルペンアルデヒド化合物です。レモンやレモングラスの香りの特徴成分で、爽快なレモン様の香りを持っています。含有用により香りの印象が変わります。
【精油瓶の扱い方】
ゆっくりと空気穴が上になるように傾けると、中央の筒から1滴ずつ滴下できます。
空気穴を下にして滴下すると、1滴ずつ上手く滴下できなかったり、
中央の筒から空気が入ろうとして滴下の妨げになる恐れがあります。
激しく瓶を振ったり、逆さにすると精油が飛び出て衣服や手に掛かりますのでご注意ください。
精油の種類によっては、気温が低くなると固まりやすい性質があります。
花ロウや樹脂などから抽出された精油に多くみられ、天然ならではの性質です。
ドロッパーから出にくい場合は、瓶を手のひらで包み温めるなどしてお使いください。
(サンダルウッド、ジャスミン、チュベローズ、パチュリ、ベチバー、ベンゾイン、ミモザ、ミルラ、ローズオットーなど)