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ミルラは、カンラン科の樹木・ミルラノキ（あるいはモツヤクノキ、モツヤクジュ）から取れる樹脂。
別名を没薬（モツヤク）、マーといい、没薬の名は中国に由来します。
ミルラは古代エジプトでミイラの防腐剤として使われていたといいます。
そのため、ミルラの名の由来がミイラにあるとの説も（諸説あり）。
他にも儀式で香として焚いたり、薬として使用していたりしていました。
神聖な香りとして宗教行事に用いられたことも多く、新約聖書にはミルラがたびたび登場。
フランキンセンスと共にキリスト誕生時に贈り物として捧げられた話は有名です。
ミルラ（ミルラノキ）にはいくつか種類があり、精油のミルラとして市販されていても必ずしも同品種が原料ではないため、香りの印象が異なるものも。
基本的には学名で区別することができます。
Commiphora myrrha（コムフォラ ミルラ）
Commiphora abyssinica（コムフォラ アビッシニカ）
Commiphora molmol（コムフォラ モルモル）
ミルラの精油は、この3つのタイプに分かれます。
国産アロマオイルブランド・ライブラのミルラはCommiphora myrrha
ミルラの中でもお気に入りの香りが見つかったら、学名も一緒にチェックしておきましょう。
≪ミルラ≫
スモーキーで、苦みと甘さをわずかに感じる香り
濃厚な芳香の中に土っぽさが漂う
ジャコウ（ムスク）に似ているといわれる香り
芳香浴、アロマバス、アロマトリートメント。
手肌をいたわるハンドクリームにもおすすめ。
精油の種類によっては、気温が低くなると固まりやすい性質があります。
