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バニラアイスで親しみのあるバニラは、ラン科の植物。
果実(種子の入ったさや)の形の特徴から、スペイン語で「小さなさや」を意味する「パイナ」がバニラの名の由来といわれています。
バニラアイスなどのデザートのイメージから、ラン科らしい可憐な花も甘い香りが漂うのではと期待してしまいますが、残念ながら無臭。
果実(さや)にキュアリングという乾燥・発酵を繰り返す工程を加えることで、バニラ特有の甘い香りを発するようになります。
スイーツに使われる甘い香辛料のバニラビーンズは、このさやの中の種子を採取したもの。
精油もキュアリングの後に抽出します。
キュアリング後のバニラは高価なため、香料としては人工的に合成した人工香料が多く使われています。
別種のバニラを代用品とすることも。
そんな中、2017年にバニラの急騰が起きます。
バニラは栽培に手間と時間のかかる植物で、健康志向ブームによって天然バニラの需要が急上昇。
当時、世界の75%以上を生産していたマダガスカル島でサイクロンの被害も重なります。
その結果、バニラが銀よりも高い値を付けることに…。
なじみ深いバニラですが、天然の香りに触れるのは、実はとても貴重な機会となっています。
バニラ アブソリュート 5%は、溶剤抽出法によってエッセンスを抽出したもので、バニラ本来の香りを凝縮しているのが特徴。
濃いバニラの精油を5%に希釈して扱いやすくしたエッセンシャルオイルです。
≪バニラ アブソリュート 5%≫
うっとりするような甘い香り
スイーツを連想させる、まろやかで濃い香り
幸福感をもたらすような甘い芳香
アロマランプ、ディフュザーなどを使用した芳香浴。